アウトドアウェアの地平を、切り拓く。
1947年、第二次世界大戦直後のコロラド州。
登山家やスキーヤーに対するビジネスが盛り上がりを見せるなか、
Alice HolubarとRoy Holubar によってHolubarは生まれた。
公私にわたるパートナーである二人は、コロラド大学の同級生であった。
若い頃のRoyは狩猟や釣りを中心としたアウトドア活動に積極的だったという。
「わたしたちの軸足は、常にアウトドアにあります」
アメリカにおけるアウトドアウェアの先駆者であるHolubarのアイデンティティは、
この頃から少しも変わっていない。
アウトドアでのアクティビティに欠かせない存在を創り出す。
Holubarではアウトドアに専門的な知識があるという共通点を持つ、
さまざまなバックグラウンドや美意識を有したデザインチームが製品を手がけているが、
その中心にあるのは冒頭に掲げた信念である。
毎年秋シーズンには、新しいデザイナーとのコラボレーションを発表。
伝統だけではない新しいHolubarの魅力を意欲的に届けつづけている。
長年にわたり厳選した工場で少量生産することに注力してきたHolubar。
彼らが70年代に生み出した「SEW IT YOURSELF」というコンセプトがある。
既成の製品より格安の値段で売る代わりに自分で縫い上げる、というこの考え方は、
大量生産には目もくれず、VentileやCorduraといった性能の高い素材を研究してきた
Holubarの姿勢、ビジネス第一ではない企業のプライドを明快に示している。
同じくビジネスよりも本物の価値を追い求めることに重きを置く
DIFFERENTLYと根底で共鳴し、コラボレーションの実現となった。
Deer Hunter、Boulder、Mustangなど、
伝統的なアウターウェアのアイコンとして広く知られているアイテムをラインナップ。
過酷な気象条件にも耐えうる、妥協を廃した高い品質だけではなく
ディテールにこだわったデザイン性に、今もなお革新をつづけるその姿勢に、
タフな美意識が満ちあふれている。
ぜひ店頭で実物に触れ、アウトドアを楽しむ自分自身を想像してみてほしい。
